とにかく残念。自分が欲しかったから作った分厚い生地のボタンダウンシャツを一番最初に取り扱ってくれたのが、LWTだったからね。自分が着たいと思う服とまったく違うテイストのアイテムと一緒に並べて貰えたっていうのも良かったと思うし。

今みたいにあまり刺激のあるセレクトショップがない中で、小木君の店は面白かったよね。MCMとか、フェノメノンとドレスキャンプの3ピースとか、飛び道具的なアイテムがあったのもスタイリストの視点では良かった。だから、やっぱりもったいないね。3年半で終わらずに、5年10年と続けて欲しかったな。店に来てくれるファンも増えてたんだろうから。

まぁでも、この経験が新しいプロジェクトに活かせれば良いんじゃないかな。小木君の思ったままに進んで行けば、大丈夫でしょう。

大久保篤志(おおくぼ あつし)
文化服装学院を中退後アパレルメーカーに勤務。その後『POPEYE』『an an』のスタイリストとして活動をスタート。現在は雑誌・広告・タレントのスタイリングで活躍するだけなく、
自らのブランド『ザ スタイリスト ジャパン(The Stylist Japan®)』も手掛ける。 1955年生まれ。