Four Tetからはじまり、Mark Sevenで幕を閉じたワタクシの2010年ミュージックライフ。これだけいいアルバムがいろいろ出た年に1枚だけ選ぶなんて至難の業なわけですが、とにかく一番聴いたのはThe Backwoods。 本当にどの曲も最高なんですが、アルバムの最後を締めくくる「Pass It On」は僕の年間ベストトラックです。(編集長U a.k.a. M.U.D.O.)
読んで字の如く、本気で茹だるような暑さだった2010年の夏。本年より、Cluster編集部に流れ着いた私にとっては、いつも以上にエキサイティング且つ、楽しかった思い出ばかりが記憶に残っています。そして、そんな夏の全てが凝縮されたのが、この『THIS NIGHT IS STILL YOUNG』。
あの夜が一瞬で瞼の裏に蘇る、やけのはら氏のラップや、ちょっぴりセンチメンタルな気分に浸れちゃう美しいメロディラインもさることながら、最大の勝因は完璧と言わざるを得ないアルバムタイトルでしょう。おじいちゃんになっても、ビール片手にダラダラ~っと聴きたい、名盤中の名盤です。(編集Micky)
"生音トラックメーカー"として名を馳せるShingo Suzuki、同じくトラックメーカーとしても話題のドラマーmabanua、ジャズギタリスト関口慎吾の3人を中心に活動するバンドOvallが放ったこの衝撃的な1枚。打ち込みに頼らず、生演奏でレコーディングされたグルーヴィーなアルバムで、3月の販売と同時にiTunesMusicStore HIP-HOPチャート第1位に輝きました。ぐにゃりと歪んだジャケットが象徴するフックの利いたリズム、それでいてルーツをも感じさせる華麗な演奏は、一聴の価値アリ。ライブもスゴいです。(編集A)
今年多くの作品を各レーベルからリリースし各所で引っ張りだこの新生「クリストファー・ロウ」がリリースした傑作ファーストアルバム。情景が目に浮かび陶酔していまいそうなほど透明感のあるシンセ、そして尖った輪郭のハイハットが織りなすシンバルワークが生み出す極上のディープ・ハウス。
またビート・ダウン、エレクトロニカの要素も含んだトラックも存在し、フロアユースのトラックだけでなくホームリスニングまで対応可能なアルバムに仕上がっております。まずだまされたと思って彼のポッドキャストを試しに聴いてみてください! きっと購入に繋がるはず。(今井康晴)