青い空に、青い海。ぽっかり浮かんだ小さな島。
5才の時に、はじめて描いた水彩画。
クリーニング店の横にある狭い階段を上ったところに、通った絵画教室があった。
ドアをあけると、つんと鼻に来る絵の具の匂い。
赤、青、黄、黒、白・・・
いろんな色に囲まれて、白いキャンバスに思いをぶつける。
寝ているときも、食事をしているときも、歩いているときも、
頭の中には描きたいものがあふれ出てきて、
いつもスケッチブックと鉛筆を持ち歩き、
吐き出すように、絵を描いた。
今、僕の絵たちはキャンバスの枠をでて、
少しずつ街に流れ出している。
街で僕の絵に出会ったとき、
いいようのない嬉しさがこみ上げてくる。
今思うと、僕の夢はあの狭い階段の向こうから始まった。
そして、あれから僕はずっと夢を見続けている。
街を僕の絵で埋め尽くす、果てしなく終わりのない夢を。
ジュン・ヘイガン
The Riverディレクター
ニュージランド生まれ、大阪育ち。
幼少より古着に興味を持ち、絵を描く事を得意とする。
10代より数多くの雑誌をはじめ、東京・ミラノ・パリのコレクションのランウェイを経験し、2008年より“HAGAN”を立ち上げ、その後リメイクを中心とした一点物の「大人の為のNew Vintage Item」を展開。
“The River” では自信の得意とするアートワーク等を手掛ける。