突如発表された『NIKE LUNAR FORCE 1』がスニーカーフリークだけでなく多くの人々の度肝を抜いたのはまぎれもない事実だろう。ここではNIKE AIR FORCE 1の歴史に裏打ちされた同シューズの魅力を紹介する。


NIKE AIR FORCE 1。名作と呼ばれるシューズは数多くあれど、これほどまでに様々な職種、人種、カルチャー、 全ての垣根を越え多くの人へ影響を与えてきたモデルはなかっただろう。 それはバスケットボールプレイヤーのためにつくられたが故の無駄をそぎ落としたデザインが可能とした、 無数のマテリアルとカラーリングの組み合わせも大きな要因の1つに違いない。 これまでにもレーザー加工を施したモデルや1枚革だけでアッパーが形成されたモデル、 ビジブルエアを搭載したモデル、今年発表となったパールコレクションなど、 数えきれない程のアイディアと技術、そして独創性の詰まったNIKE AIR FORCE 1が生まれてきた。

その由緒正しきNIKE AIR FORCE 1の系譜へと新たに名を刻むのが『NIKE LUNAR FORCE 1』だ。 わずか332gという軽量性をほこるこちらのシューズはモデル名から分かる通り、 NIKE AIR FORCE 1の完成されたアッパーデザインやシルエットを躊躇しつつも クッション性を向上させるナイキの誇る最新鋭のイノベーション、 ルナロンクッショニングを融合させた革新的な1足である。 そこへシンセティックレザーにメッシュを張り合わせる特殊な加工を施し高機能マテリアルを 生み出すハイパーフューズテクノロジーを組み合わせる事で実現した軽量性、通気性が別次元の履き心地を生み出した。 その他にも踵には優れた反発性を持つナイキ ズーム エア、シューズ内部においてはフィット性の高いブーティ構造が採用されるなどディティールにも多くのこだわりが見てとれる。

シンプルかつクリーンなデザインからは想像もつかない程のテクノロジーに裏打ちされたNIKE LUNAR FORCE 1は、過去から未来へと時の流れと共に進化してきたNIKE AIR FORCE 1の生誕30周年を記念するにふさわしい、画期的かつ独創的なシューズなのだ。