#1. Dirty Projectors『Swing Lo Magellan』
なんだかんだでしょっちゅう聴いているのは『Bitte Orca』なんだけど、そうは言っても、あの独特な感じはこのアルバムでも全開。僕にしては珍しく、毎回新作を心待ちにしているアーティスト。
#2. Martha Argerich『Ravel Concerto in G Major & La valse』
アルゲリッチのあの強烈な存在感は、映像がなくとも伝わる。彼女が弾くプロコフィエフの、あの鋭い剃刀のような音は脳天に突き刺さる快感だったが、このラヴェルの協奏曲は別だ。
底が見えない深い響きに、いつまでも身を委ねていたい。
#3. 斉藤由貴『LOVE』
今年、僕がデュエットさせて頂いた斉藤由貴さんの一番好きなアルバム。
先日、HQCDのリイシュー盤を購入。崎谷さんの曲はまるで詩曲のようで、ラストの「意味」はスクリャービンの「焔に向かって」の緊張感が漂う。ただ美しく、柔らかいだけではない。