master-piece presents
「僕らの工場計画」
マスターピースは地元、大阪を拠点としたブランド。バッグブランドとしては知名度も高く、街でマスターピースのバッグを持っている人を見掛ける機会も多い。ブランドは、商品を企画し、それを世に向けて販売する。
それは極々当たり前のことで、私たちは普段、その間に隠されている物事を特別意識したりはしない。例えば、企画同士の打ち合わせであったり、生地屋での生地探しであったり。
そして、工場の人とのやりとりであったり・・・
ブランドが商品を作る際は、生地屋の営業の人、資材屋の営業の人、工場の生産管理の人、そして、その先にも生地を作る人、資材を作る人、工場の作業をする人・・・と、たくさんの人々が歯車となって合わさり、一つのモノを作り上げている。「モノ作り」と言うと言葉は簡単。私たちは普段完成した商品しか目にしないし、あたかもその商品が初めからその姿でお店に並んでいたかのような錯覚に陥る。モノが出来上がるまでの間にはたくさんの人が関わっている、なんてことを私たちは日常の中で特別意識したりはしないだろう。
もちろん、意識する必要性も無い。街を歩いていて、ふらっと入ったお店で衝動買いしたバッグ。直観で買ったのかもしれない。しかし・・・もし、それがこれからお話しするような物語の上に成り立っている商品だと知ることが出来たなら、そのバッグに更なる愛着が沸くのでは無いか、と私は思う。
これはマスターピースの自社工場「BASE大阪」が2008年に立ち上がるまでの物語・・・・