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HISTORY of SILAS
新しいカルチャーを作ったSILASの歴史に迫る

大人が着られるストリートウェアとしてブレイク

SILASがスタートしたのは1998年。
それまで「SLAM CITY SKATES」のオリジナルブランドであるHolmsに携わっていた、
ラッセル・ウォーターマンとソフィア・マリア・プランテラによって立ち上げられた。
ブランド名は、ロンドンのストリートシーンに多大な影響を与えた架空の人物の名前であるサイラス・ホームズ(Silas Holms)に由来する。
スタート直後からストリートシーンで大きな話題となり、2000年には代官山に初の旗艦店「SILAS&MARIA」がオープン。
日本でも瞬く間に大人気ブランドとなった。ポップさと上品さの絶妙なバランスを持つデザインが現在まで支持され続けている。

ARCHIVES
SILASの魅力はそのグラフィックにもあり。過去の作品を特別公開。

Martin Wedderburn
2000年 S/S
Lucas Price a.k.a Cyclops
2011年 S/S
SLAM CITY SKATES
2011年 F/W
David J Weissberg
2012年 S/S
SILASのアイコンのひとつでもあるジェームス・ジャーヴィスのフィギュア。
こちらは初代のモデル。
10周年を記念して作られたジェームズ・ジャーヴィスのフィギュア。
初代とは体型が変わっている。
「WHERE IS SILAS」というタイトルのアートブック。
イラストやグラフィックはもちろんサイラス・ホームズの詳細なプロフィールもおさめられている。

MESSAGE for SILAS
スタート当時から今までを知る2人が語るSILAS

グラフィックデザイナー
ファーガス“ファーガデリック”パーセル

「Holmesの創設にも立ち会って、それがいずれSILASになったんだけど、始まる時は凄くワクワクしたよ。UK唯一のスケート・ストリートブランドで、他に似たようなものはなかったんだ。アメリカではFuct、Supreme、XLARGEなんかがあったけど、それと肩を並べられたのはHolmes(後のSILAS)だった。SILASは他のブランドと比べて、いつもWEIRD(奇妙)で予測できないブランドだと思う。SILASが日本で人気になったことは本当に嬉しかった。SILASにはこれからもWEIRDでいて欲しいね!」


CASH CAデザイナー
倉石一樹

「SILASはストリートっぽさがありながら色使いなどが上品なところと、レディスもあったところが、それまでのストリートブランドとは違うなと感じました。アメリカの影響が強かったところにヨーロッパの雰囲気を見せれてくれたブランドで、その後のヨーロッパのストリートブランドの基本的なイメージはSILASだった気がします。表面的にだけやってるのではなく、カルチャーに根ざしているから長く続いていられるのだと思います。少しですが、今SILASに関われていることを嬉しく思いますし、長く関われたらなと思ってます」