#1. Blood Orange『Cupid Deluxe』

テスト・アイシクルズ~ライト・スピードチャンピオンを経てのブラッドオレンジのセカンドが今年の一位。聴いた人は分かると思うけど文句なしの傑作なので! 微妙に成功しきれない危ういキャリアをくぐり抜けてようやく辿り着いた(笑)、さまざまな音楽の歴史へのリスペクトが詰まった天才の一つの到達点。

#2. AlunaGeorge『Body Music』

2位は今年出たデビューアルバムの中でディスクロージャーと並んで良く聴いたアルーナジョージのこのファースト。ブラッドオレンジと共に今でもほぼ毎日聴いてるもん。アルーナのモデルレベルのルックスや天性のスィートな声質が引っ張ってってる感もあるけど、ジョージくんの作曲センスはシーンにおいて頭一つ抜けてる気がしていて。ツボをおさえたマスのハートをつかむポップなメロディーに、インディーオタクを黙らせるシャープなトラックメイキングは音楽という枠を超えて非常に勉強になりました。

#3. Disclosure『Settle』

トロイモアやドレイクの新作とかとも悩んだけど3位はやっぱディスクロージャーのファースト。とにかく全曲良く出来ていて単純に聴いててアガるんだよね! 若干二十歳前後の兄弟のワークだなんてこいつら一体何者なのよ・・・。アートワークやプロモーション戦略、ライブでのステージのセッティングなど全てがパーフェクト。スタジアムを満員にするのは時間の問題かも。アルーナジョージとの奇跡の2マン来日公演を体験できたのは今年の財産です。

選んでくれた人

吉井雄一
THE CONTEMPORARY FIXオーナー
MR.GENTLEMANデザイナー

http://www.thecontemporaryfix.com/
http://fatale.honeyee.com/blog/yyoshii/