そんな訳でコール ハーンと『ルナグランド』が僕にもたらしてくれたのは、今のところは、あの甘美な夢物語とクレジットカードの請求書なのだけど、やっぱり親父の格言は正しかった。たかが靴、されど靴。良い靴を履くと、外に出るのが楽しくなるし、自然といつもより姿勢も良くなるものだ。
もちろん、この後の僕には、夢物語では無い、素晴らしいことの数々が現実世界で待ち受けているのだけど、それはまた、別の話………。