僕らの工場計画(最終章)
12.「BASE大阪という工場の日常」
2008年 5月
僕らの工場が正式に自社工場として機能するようになり、「BASE大阪」と名前が付いてから時間が経ちました。
どうも!惠です!
二十人以上も職人を迎えたことによって、かなり色々と変わったと同時に問題も新たに生じてきました。
例えば、新しく迎え入れた職人たちは前の工場でマスターピースのようなカジュアルなバッグを縫っていなかったということ。
レザーのビジネスバッグのようなものを縫う事が多かったようで、カジュアルなバッグを縫う作業には慣れていなかったのです。
マスターピースのカバンはビジネスバッグと比較するとカジュアルなので、最初はやはり戸惑っていましたね。
普段はカバンに使わないような素材もマスターピースではナイロンなどと組み合わせて縫う事が多いので、縫い方などは改めて覚えてもらいました。
それでも、驚くべきはやはり技術力。
初めてなことに戸惑いつつも、やはりそこはベテラン。あっという間に習得して数日後には自分たちのモノにしていました。
僕たちではやはり、ああ易々と技術をモノには出来ないです。
他にも色々あります。
職人歴で言ったら彼らの方が随分と先輩なのですが、マスターピースの職人としては僕らの方が先輩。なので、僕ら若手が指導しなければいけないのですが・・・
やっぱり、年上だしベテランだし・・・初めの内はめっちゃやりづらかったです(笑)