
昨年急速に人気が高まり、2014年のヒットカテゴリーとなっている「レトロランニング」。各ブランドから、1980年代のものを中心に様々なモデルが復刻されているが、そのなかでも[Reebok CLASSIC]に注目したい理由とは何だろうか。
甲斐:僕が仕事を始めたのが’90年代の始めで、直後に古着ブームとスニーカーブームが来たんだけれど、今のスニーカーブームと明らかに違うなと思うのは’90年代の頃はモデルを指名買いしていたんだよね。Reebokならポンプフューリーじゃなきゃダメっていう。僕もその頃ポンプフューリーはいくつか持っていたけど。今のブームはもう少し自由な感じはあるよね。
平松:僕は’90年代のスニーカーブームの頃は雑誌を読む側でしたけど、確かにモデルは限定されていましたよね。中学生の頃に、制服に白いスニーカーを合わせるのが流行っていたんですけど、adidasのSS(スーパースター)じゃなきゃダメみたいなのはありましたし。今はデザイン、カラーリングがコーディネートにあってればOKという感じがするので「レトロランニング」であれば、その中でどれを選ぶかっていうのは昔に比べたら自由ですよね。
甲斐:’90年代のスニーカーのブームの頃は、レアなものを雑誌もお店も探していたけど、そういうのもないもんね。当時は、同じモデルでも、日本未発売カラーとか、フットロッカー別注みたいなものを好んで履くっていうカルチャーだったから。今はコーディネートに合う色を履けばいいし、そのコーディネート自体のルールも減ったと思う。
平松:僕は結構プライベートでもReebokを履くんですけど、今日ここにある、『GL 6000』、『CLASSIC LEATHER』、それから『LX 8500』あたりが「レトロランニング」の代表的なモデルですよね。どれも凄くフォルムが良いと思うんですよ。足の甲が低くてペタっとしているものだったり、足幅が広いランニング系のシューズはあまり好きじゃなくて。
甲斐:確かにReebokのレトロランニングのフォルムはスマートだよね。個人的には、『GL 6000』のカラーが好み。特にブラック×イエローと、ネイビー×レッドの2つが良いなあと。今だったらオックスフォードの白シャツに、チノのショーツ、で白のソックスに『GL 6000』って感じかな。バケットハットやジャケット合わせても良さそうだし。「レトロランニング」自体は少し前から流行っていて、色で言えばグレーをチョイスいていた人が多いと思うので、そろそろ次の色にいきたい気持ちもあるよね。
平松:スタイリストとしも次に行こうっていうのはありますよね。グレーは逆に選びにくいというか(笑)。僕は『CLASSIC LEATHER』のイエロー×ブルーと、ブルーベースにゴールドのラインを使っているのが気になりますね。
甲斐:それは平松さんっぽいね! 僕はベーシックで落ち着いたトーンのほうをどうしても選んじゃうな(笑)。自分のワードローブに合うっていうのもあるんだけど、トラッドっぽくはもちろん、モードな感じに履きたい人にも勧められるし、革靴っぽくも合わせられると思うんだよね。最近は、革靴っぽく履けるスニーカーだったり、スニーカーっぽく履ける革靴が増えているというか、その境界線が以前に比べるとはっきりしなくなってきているから、そういう視点からも、『GL 6000』のブラック×イエローと、ネイビー×レッドは良いんじゃないかな。
平松:僕は色担当なので(笑)、イエローでバッチリ足元にアクセントを持ってくるか、ゴールドのラインのシューズをちょっとブリンブリンな感じで履きたいですね。
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