#1. Astronauts, etc.『Mind Out Wandering』

今年一番聴いたアルバムがこちら。Toro y Moiのツアーサポートメンバーとしても活躍するAnthony Ferraroのソロプロジェクトのデビューアルバム。ソフトロック～AOR～R&Bをベースに美しい歌メロとファルセットで多くの人の心を一瞬で魅了したはず。これから先、一生聴き続けるであろうマイ・クラシック殿堂入りした神々しい一枚。

#2. Kamp!『Orneta』

Kitsuneチックなシンセポップを聴かせたファーストを経て昨年の『Baltimore EP』で予感させた、よりリズムに重点を絞ったバレアリックなサウンドへのシフトチェンジはこのセカンドで成熟した感すらあるパーフェクトな出来栄え。この突然変異的大変身は大成功とも言えるのに、なぜ誰も騒いでいないのか。僕は君たちの偉業に日本から拍手を送っているからね。

#3. Nic Hessler『Soft Connections』

ソロデビューアルバムの製作をいったん中止して難病を克服して新しい一歩を踏み出した感動的なデビューアルバム。「I Feel Again」をオープナーに天性のポップセンスを軽快なギターサウンドに乗せてオープンマインドな楽曲を多数披露。っていうか、今年のタイトル大賞があったら僕は迷わずこれを選ぶぐらいイケてるネーミングセンス。