
選んでくれた人
Kick a Show
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#1.Tuxedo『Tuxedo II』
皆さんご存知、Mayer HawthorneとJake Oneの腕利きプロデューサーお二人のユニットTuxedo。このアルバムは、2015年にリリースされたリミックスアルバムとは違って、Tuxedoの良さがより一層、ふんだんに詰まったアルバムでした。過去、Stones ThrowのAnniversaryで2回も共演したこと、ずっと前から個人的にファンということもあるんですが、Tuxedoの80年代ディスコ・ファンクサウンドは2017年の僕の期待を裏切らなかったです。僕の好物となる音が抜け目なく入っていて、いい意味で全曲一緒に聴こえてくるところも好きですね。特に”2nd Time Around”や”Take a Picture”の2曲は構成的にもかなり似てますが、これはTuxedoのディスコやファンクに対する愛なのかなって思います。歌詞についても僕が作詞する際によくテーマとしてあげる男女間を取り上げている事もあり、すんなり入ってくると言うか。また”2nd Time Around”のMVもどこか安っぽ過ぎて、最高なんですよね。そのMV中にジェイクさんがミニモーグというザ・シンセベースを使っているのと、冒頭でピンボールにモノポリーをチラ見えさせるのもTuxedoっぽいですよね。メイキング映像もオススメです。そんなメイヤーさん、ジェイクさん共にナフリスペクトです。
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#2.tofubeats『FANTASY CLUB』
日本人ならラジオ、テレビ、CMなどtofuさんを聴いたことない人は居ないと僕は思ってます。tofuさんのメジャー3作目のアルバム『FANTASY CLUB』です。このアルバムと言えば、皆さんご存知のKANDYTOWNのYOUNG JUJU(現 KEIJU)君をボーカルに招いた”LONELY NIGHTS”。イントロから流れ出すキャッチー且つノスタルジーなメロディは、約4分間の中でずっと流れてますが、JUJUくんのバースとtofuさんのフックで音色が変わってて、音数が少ない中でも全体のサウンドに深みが出てますよね。そのtofuさんのトラックにJUJUくんのメロディが絶妙にマッチしてて、衝撃の1曲でした。僕もオートチューンで歌う曲が何曲かあるんですけど、JUJUくんのあの歌い回しは普通にオートチューンで歌おうと思ったら出てこない。というよりも出来ないと思うんです(オートチューンで歌ったことある方は分かるはず)。過去にtofuさんと一度だけ”LONELY NIGHTS”のJUJUくんのバースについてお話ししたことがありまして、tofuさんご本人もJUJUくんの考えたメロディは絶賛だったそうです。また、”LONELY NIGHTS”以外の楽曲もアルバム全体を通して聴くと自分の中の深いところまでグッと入って来る様な感覚を覚えました。とにかくカッコ良くて、印象に残るアルバムで、92年生まれ同い年のJUJUくんは、2017年で最も僕に衝撃を与えてくださいました。tofuさん、JUJUくん共にナフリスペクトです。
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#3.Calvin Harris『Funk Wav Bounces Vol.1』
今や知る人ぞ知るどころか世界的セレブDJ・音楽プロデューサーのCalvin Harris。2017年、このアルバムにて一気にHipHopファンも取り込んだ気がします。代表曲は言わずもがな”Slide (feat. Frank Ocean & Migos)”と”Feels (feat. Pharrell Williams, Katy Perry & Big Sean)”でしょう。この2曲以外も客演の豪華さに衝撃でしたが、そこは流石カルビンさん。MVもメチャメチャお金かかってます(笑)。2017年3月に「How I made Slide」ってツイートで名曲”Slide”のメイキング映像を本人がアップしてるのを見ましたが、こんなことやってんだってテクニックが多くてビックリでした。例えば、イントロのピアノ。アレ実はギターのチープな音も入ってて、それがグルーヴを生み出してるんですよ。ピアノはピアノ、ギターはギターじゃなくて、混ぜちゃうのがカルビンさんなのかな。メイキング映像の中でもどんな機材を使っていて、どういう風に組み込んでるのかをしっかり紹介してくれるカルビンさんが好きです。あと、フランクさんとミゴスのお三方のフロー、日本語じゃ到底真似出来ませんね。世界のカルビンさん、ナフリスペクトです。