• #1.The Bird and the Bee 『Interpreting The Masters Volume 2: A Tribute To Van Halen』

    今年1番刺激的だったのはBillie Eilishでしたが、他の方が選ぶと思うので僕は違うものを。この円熟のプロダクション! 見事な解体と再構築。シンセポップのアレンジとミックスを極めた、匠の技の宝庫。”Hot for Teacher”のスリリングなピアノソロにポップスとしてのコンテンポラリージャズの可能性を感じました。

  • #2.Moonchild 『Little Ghost』

    耳心地が良いので軽く聴き流しがちな音楽だけど、聴けば聴くほど素晴らしい。エレピなどウワモノの音作りが美しく、ウィスパーなボーカルも最高。サブスク世代の白人ネオソウルのひとつのピークかもしれない。

  • #3.児玉奈央 『IN YOUR BOX』

    いま日本で1番好きなシンガーです。プロデューサー次第で全方位に化ける可能性を秘めた人だと思います。そんな奈央さんの最新作はセルフプロデュース。心の奥にそっと釣り糸を垂らして、ひとつひとつ丁寧にすくい上げたメロディと言葉たち。キラキラしてます。コラボさせて頂いたNao Kodama × Kan Sanoの”瀬戸際のマーマレード”も奈央さんの書いた歌詞が素晴らしいです。今年の春はこれと柴田聡子さんの”がんばれ!メロディー”をよく聴いていました。