• #1.Linda Perhacs 『Parallelograms』

    アシッド・フォークといえば! の代表みたいな感じですが、やっぱりこの人が最強です。ハワイでシンガーソングライターとしてデビューしてその後、消息不明。みたいな逸話だったけれども、そもそもハワイじゃなかったらしい、とか、またリリースの40年後に奇跡のセカンドがリリースされるとか、しかもすぐさまサードが発売されるとか、などなどキャリアも自由な風が吹いてて、素敵です。アシッドフォークの金字塔、ONE&ONLY。これ以上の名作はなかなか無いです。一生聴けます。

  • #2.BUZZ 『ケンとメリー~愛と風のように~』

    これはアシッドフォーク的な”裏のフォーク”ではなく、”表のフォーク”だとは思うんですが、映画『クレヨンしんちゃん -大人帝国の逆襲-』で流れていて、すごく好きになりました。映画の中で、60年代~70年代の古き良き時代に時代を逆走させようとする悪の軍団”大人帝国”が愛好するフォークミュージック。設定がすでにアシッドフォーク過ぎて熱いです。本来の60年代のフォークとは、音楽で理想郷を作り上げようとする若いパワーだったと思いますが、そこからそういったフォークムーブメントが政治的には無力だったとなった時代の中で「まぁ、時代を変えるのは難しかったけど、私だけ空想の世界で幸せに生きていけばいいかぁ」となったのが、アシッドフォークなのかなと個人的には思っていて、そういうコミューン的な考え方が”大人帝国”とも通じているのかなと思いました。と考えると、世界が一緒くたになってシャッフルされていく時代なので、そのうち、あるカルチャーにこだわった人だけが集まった村とかできたら面白いですね。生まれた場所は世界中のいろんな場所なんだけど、大人になったら、どっか自分が好きなテーマの街に移住するみたいな。テーマパークならぬテーマタウン的な。となったら、そこの60年代フォークだけしか流れない、60年代で時を止めた街、住んでみたいです。アシッドフォーク愛好家としては、そこが終着点かも。

  • #3.Tim Bernardes 『Recomeçar』

    2018年リリースのブラジリアン・ソング。ドリーム・ポップ系ってちょっとアンニュイなニュアンス強めなのが多い感じですが、これはかなりスカッとした解決感のあるドリームポップなのが最高で、ハープの響きとか心地よすぎ。サウナ後の水風呂に入りながら聴きたいですね。