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#1.Frankie Reyes 『ORIGINALITOS』
くたくたに色褪せた子供の頃におばあちゃんが買ってくれたぬいぐるみみたいな音楽。もしくは150年後の未来から漂ってくる今にも消えそうなラテンの残り香。このまま朽ち果てるまで優しく愛で続けたい。
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#2.Shohei Takagi Parallela Botanica 『Triptych』
”ミッドナイト・ランデヴー”は今年の心の1曲。sauce81さんを交えて作られたこの枯れているのに新しい音もまぎれもなく2020年。曲と関係ないですが、全曲カタカナで綴られたタイトルの無表情な文字列が妙に不気味で、記憶を失った人が見た街の風景のよう。(何か意図があるのか本人に聞きたいと思ったまま年が明ける……)
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#3.Khruangbin 『Late Night Tales』
新譜も良かったけどこっちもかなり聴いています。多種多様な地域の音楽が淡々と繋がれていく様がなんだかとても優しいですね……。Google Mapを眺めているだけじゃ我慢できない孤独な夜を包みこむ血の通ったストリートビュー。