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#1.Cory Wong 『Meditations』
ピアニストのジョン・バティステとのコラボアルバム。コリーの2019年のソロアルバム『Motivational Music For The Syncopated Soul』に収録の”Home”というバラードが大好きで、このピアニストは誰だろうと思ったらジョン・バティステでした。コリーといえばVulfpeckでのカッティングギターのイメージですが、実はバラードにおける繊細であたたかなサウンドが本当に心地良いです。このアルバムでも別バージョンの”Home”が収録されていて、より静寂を感じるアレンジになっています。年末年始のゆったりした時間にもぴったりです。
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#2.Tom Misch 『What Kinda Music』
ドラマーのYussef Dayesとのコラボアルバム。このアルバムはとにかくザラついた質感の音がどこまでも気持ちが良いですね。どの曲も4分前後のたっぷりとしたセッションが繰り広げられていて、リラックスした雰囲気からいつの間にかディープな音の世界にintoしていく感じが病みつきになります。ギターもドラムも自由に楽しんでいるのが伝わってきて、思わず楽器を手に取りたくなりますよ。
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#3.Joey Calderazzo Trio 『Live From The Cotton Club Tokyo』
今年はほとんどライブを観に行けなかったので、このアルバムを大音量で流して自分の部屋をジャズクラブにしていました。自分にとってジャズピアノを聴くことは音楽的なアイデアの源泉を得ることであり、心からリラックス出来ることの一つ。とくにライブは格別で、現実世界を離れてどこまでも自分と音楽だけになれる貴重な時間です。早く気兼ねなくライブが聴けるようになることを願って止みませんね。ジョーイ・カルデラッツォは最も好きなピアニストの1人。インサイドとアウトサイドを行ったり来たりするスリリングでメロディアスな旋律がたまらないです。