KENSEI氏によるスーツを纏った
TWIGY & MURO a.k.a. MICROPHONE PAGER!

LWTの企画に参加できたこと、自分の創る世界観を真っ先に気に入ってくれて表現していただけたことは、僕にとって最高の喜びです。
LWTはいいお店です。内情はわかりませんが、お店のパワーが伝わってきます。僕はファッション評論家ではないので評価はできません。でも誰かが同じことをやろうとしても、絶対無理なのは確かですね。それが小木さんのパワーなんでしょうね。

HIPHOPという枠から飛び出して、世界中の素晴らしい洋服をLWTというフィルターを通して魅せて頂けました。
僕も以前やっていたBRANDから方向性を変えて、美しくこの世に残る洋服創り、デザインをやりたいと思ったときに、小木さんがやりましょうって言って頂いて、サポートして頂きました。色々な企画から、僕独自のデザインまで色々表現させて頂きました。本当に残念です。と言うより挑戦しているお店がなくなるのは悲しいことです。

一番印象に残っているのはやっぱりMICROPHONE PAGER(用スーツ)の仮縫いですね。僕にとってはいい経験になりました。素材、付属、すべてがオリジナル。アーティストの為のスーツでしたね。普段いろいろな洋服を着ていられるアーティストの方のスーツは本当に綺麗でしたね!
内に秘める(余裕、自信、スキル)ものがあるからだと思いました。そのせいか本当に綺麗に着られていました。
これも小木さんの挑戦だったと思います。

世の中、売れるもの売れないもの、デコラティブなもの、様々なスタイル、評価のもとファッションが成り立っているように思います。アパレル、ファッション、僕は全く別ものだと考えてきましたし、これからもその考えは変わることはありません。売れるため、売るために作る、企画することがアパレルではないでしょうか。ファッション、夢の世界を創り出し、お客様に感動を与え、そしてお客様が袖を通したときに初めて現実なものとなる、これがファッションなのではないでしょうか。

僕はLWTができ、いい意味でカテゴリーが無くなり、本当の意味でファッションが楽しめるお店だったと思っています。 ラフなものからドレスまでこれこそメンズファッション。このスタイルをいち早くジャンルレスで表現した唯一のお店です。 とにかく楽しむ!ハッピーになれる!パートナーを引き立てる!これこそファッションの軸だと思っています。

これからも挑戦してください。挑戦、リスク無しでは何も生まれません。これからも流行に沿ったお店ではなく、流行を創っていけるお店になることを期待しています。

ありがとうございました。

KENSEI / ファッションデザイナー(Space Bug、BARBER & THE SHIRTS など)