#1. Beach House『Teen Dream』
ボルティモア出身のドリーム・ポップ・デュオBEACH HOUSEの3rdアルバム。今作のレコード会社はSUB POP!!
このアルバムを見つけたとき、正直やばいと感じました。
ミディアム・テンポで浮遊感たっぷりの旋律を辿る中性的なヴォーカルと、オルガン、スライド・ギターが織りなす美しく幻想的なメロディー。
音数が少ない分、一つ一つの音が丁寧でやさしく聴こえます。
#2. Flying Lotus『Cosmogramma』
JAZZ界の伝説、ジョン・コルトレーン、アリス・コルトレーンを叔父、叔母に持ち、L.A.シーンに突如出現した希代のビートメイカー/プロデューサー、Flying Lotus。
本作は、レディオヘッドのトム・ヨークが参加した事でも注目されました。
Flying Lotusのライブを既に二回見ていますが、いずれも凄まじいパフォーマンス。ニヤケながらPCに向かう姿はまじでやばいです。
音の足し引きから、共鳴しあい次々と化学反応を起こすことによって生み出されていく音像はこれまでにない世界観を感じます。
#3. Omar Rodriguez Lopez & John Frusciante『Omar Rodriguez Lopez & John Frusciante』
元々はダウンロード配信のみでリリースされ、 日本のみ限定で正式に世界初CD化リリースされた作品。
お互いのソロ作品へのゲスト参加などで元々親交は深く、この音源は2003年頃にジョンのレッチリ在籍時で、『7連続作リリース』以前のものです。
2人でセッションしたかのような音源になっていて、2人の素直な部分がそのまま音に表れています。宅録のようなアナログ感に満ち、ジョンならではの枯れたギターサウンドと、オマーの持つフリーキーさが、内省的なサウンドとともに絶妙のバランスで何度聴いても飽きない内容です。!