BEAMSとINCASEによるコラボレーションプロダクト第3弾『PACK 3』をそれぞれ異なるフィールドで活躍する3名のクリエイターに実際に使用してもらい、各人ならではの『PACK 3』の賢い使い方を考案してもらう連載企画『How To Pack 3』。第2回となる今回登場してくれるのは、A BATHING APE®のグラフィックデザインを経て2011年に独立して以降、人気情報サイト「Fresh News Delivery」の運営、原宿のテクノロジーショップ「EQ」のプロデュースなど、様々なメディアを駆使してマルチな活動を続けるHIROCKだ。
Photo:Takuya Murata
Interview & Text:Keita Miki
-『PACK 3』の第1印象を教えてください。
HIROCK:これは本当に偶然だと思うんですが、実際にモノを入れてみると、丁度いつも自分が持ち歩くモノをぴったりと収納出来る場所がすごく多かった。運命ですね(笑)。だから、最初から違和感なく使うことが出来たし、お世辞抜きにすごく使いやすかったです。
-実際にどんなモノを入れて、どんな使い方をしていたのか、解説をお願いできますか。
HIROCK:今回のテーマは「モバイルオフィスパック Lv.4」。自分の中でモバイルオフィスパックのレベルを大体5段階くらいに分けているんですが、これはLv.4の装備ですね。普段持ち歩くバッグだと、Lv.1以下のことが多いですが、『PACK 3』がすごく機能的だったので、どこまでオフィス化できるのか、思わず試したくなりまして(笑)。そういう意味では、デイリーなバッグの中にどれだけガジェットを詰め込めるのかっていう挑戦でもありました。
まずはモバイルポーチですが、ここにはiPhone。普段からiPhoneはBluetoothのヘッドセットを繋いで使用していて、音楽を聴く時用のヘッドフォンも繋いでいます。iPhoneは5Cと5Sの2台持っていますが、2台入れて丁度良いくらいの余裕のあるサイズ感でしたね。フロント上部のポケットには、iPad mini。一番出し入れがしやすいフロントのサイドポケットにはノートとボールペンを入れました。基本的にフロント部分にはアクセスがなるべくしやすいモノを入れていて、パソコンよりもiPad、iPadよりもノートとボールペンの方が気楽なので、取り出しやすい順番=アクセスしやすい順番となるように収納しています。トップのファスナー部分にはデジタルカメラ。これも同じ理論で、iPhoneの写真で事足りないときは、ここからGRを取り出そうかなと。で、サイドには懐中電灯とモバイルバッテリー。モバイルバッテリーは入れやすいように筒型のモノをチョイスしています。懐中電灯は単純にプロダクトとしてすごく好きなのもありますし、これは電池とソーラーどちらでもいけるハイブリッドなタイプなので、持っているとなにかと便利。逆側には、もしものための折り畳み傘を入れています。メイン部分には、ハードディスク、ハードディスクを読み込むドライブ、プリンター、MacBook Air、ノートパソコン、3Dカメラ。あとはコードとか、細かいモノを小分けにして入れました。これで通信手段はiPhoneも入れて、4通り。これだけあれば、どんな場所でも何の不自由も無く仕事が出来ますよね。ちなみに、Lv.5になるとこれにハンドスキャナ、ビデオカメラ、ブルーレイプレーヤーが付いてきます(笑)。
-他のバッグと比較して、特に優れている点や、便利だなと思った点はありますか?
HIROCK:『PACK 3』はクッションがしっかりしていて、ガジェットをケースに入れ無くても不安が無いっていうのはすごく楽でしたね。普通のバッグだと、なかなかそうはいかないので。あとは、それぞれ、収納スペースに個性があって、役割がはっきりとしているのも良かったです。
-『PACK 3』は迷彩柄も大きな特徴の1つですが、デザイン的にはいかがでしたか?
HIROCK:元々自分がアパレル畑にいたこともあって、バッグはあくまでファッションの一部として選ぶので、そこまで機能性は重視しないんですが、『PACK 3』はデザイン性、機能性ともに申し分無いですね。冒頭でも話しましたが、色々な意味で、すごく使いやすいバッグだと思います。