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選んでくれた人

XTAL

DJ / Track Maker

http://www.xtal-jp.com/
  • #1.Earl Sweatshirt 『Feet Of Clay』

    今年は完全にEarl Sweatshirtの年だった。昨年末にリリースされたアルバム『Some Rap Songs』をひたすら聴き、そして11月にサプライズ・リリースされたこちらのEP。何がかっこいいのか、という基準を気持ちよく塗り替えられた。独り言のようなパーソナルな事柄を自分だけのリズムでワイルドに表現する、という風にこの表現を捉えるなら、歌がラップに、ギターがサンプラーに替わっただけで、例えばRobert Johnsonのようなブルースマンが向こうにオーバーラップして見えたりもする。

  • #2.Slauson Malone 『A Quiet Farwell, Sixteen to Twenty Eighteen』

    Earl Sweatshirtにやられ過ぎたお陰で、彼周辺の音源をいろいろ掘っていく中で、抜きん出ていたのがこちら。ここにあるのは、Earl Sweatshirtが牽引しているものに近い、ズレて・汚れて・はみ出て・切り刻まれて、無造作に床に散乱した何かが放つ、得体の知れない美しさ。

  • #3.Mach-Hommy 『Wap Konn Jòj!』

    上記『Feet Of Clay』にも参加し、こちらの本人作には逆にEarl Sweatshirtが参加しているMach-Hommyの最新作。一応便宜上3枚ということにしているけど、以下Earl Sweatshirtの周辺をチェックしている中で出会った作品もそれぞれ同様に素晴らしかった。MIKE『Tears of Joy』、Medhane『Own Pace』、MAVI『Let the Sun Talk』、Celab Giles『Under the Shade』、Adé Hakim『Happiest People in the World Wide Web』、AKAI SOLO, Pink Siifu『Black Sand』などなど。