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選んでくれた人

オオヤユウスケ

Polaris / ミュージシャン

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  • #1.KitschKrieg 『KitschKrieg』

    コロナ禍の中、2020年の記憶としてまた未来への希望も込めて、あえて本年リリースの作品のみに絞ってみた。ベルリンのプロデューサーチームによる待ちに待ったアルバム。幅広いジャンルのアーティストとのコラボレーションを通して、今のドイツやベルリンの街の音楽と空気を見事に表現している。気持ちいい。この作品も含め、非英語圏の音楽が今このように注目されるのは、ある意味2020年を象徴しているのかも。ドイツ語の語感とミニマルなサウンドが最高なバイブスを奏でている。

  • #2.Olafur Arnalds 『Some Kind of Peace』

    ポストクラシカルな世界を極限にまで拓いた彼。ひとまわりして、いま1番こころに響いてくる。音が静かにあたたかく染み渡り、こころに触れる。どの時代の彼の作品よりもしっくりきた。これから長い間聴き続けることになるだろう。そろそろKiasmosの新作も聴いてみたいな。

  • #3.Caribou 『Suddenly』

    やわらかくて、ひたすらにみずみずしい音の波。そこへ突然変異のようにギャップのある音やまったく質感の異なるさまざまなサウンドが交錯する、まさに夢のような音楽。そして最後に包み込む優しい声。こんな作品を自分も作ってみたいと思わせる、優しく儚くも力強さを感じる素敵な作品。