• #1.Off The Meds 『Off The Meds』

    Joy Oが激推ししてきたOff The Meds。ストックホルムのレーベル・Studio Burnhusから待望のアルバムを11月にリリース。これ、発売のアナウンスがあってから半年ぐらいプレオーダーだったんじゃないかな……。めちゃめちゃ待ってました。謎が多いんですが、4人組の”テクノボーイバンド”らしい(自分たちで言ってる)。Studio Burnhusからのリリースらしい音圧の高すぎないゆるっとした空気もありながら、クラブでも多用したくなるクールなエレクトロにスウェーデン語(多分)のラップが乗っている。イナたくてかなりかっこいい!! 肩肘張らない空気が今の気分にピッタリです。あたためていただけのことはある、DJでは勿論、丸ごと聴いても最高のアルバムでした。彼らが見て育った1980年代の映画のオマージュという謎のPVも合わせてどうぞ!

  • #2.Mark Pritchard 『MP Productions - EP1』

    Mark Pritchard大先生、本当に仕事の幅が広い。踊れるのもアンビエントも完璧ですね……。去年の本人の思い出に基づくダンストラックが6曲、ディストピア的なコンセプトでまとめられていてハイパー私得です。正に超理想のWarp Recordsというか……!! ありがとう!! という感じ。特に”LFO Special”は、あの”LFO”のキラーな部分を使ってダンスホールにするという、全クラブミュージックラバーがヨダレ垂らしちゃうやつ。このEP丸ごと聴くと、久々にウェアハウス的な寒くてがらんどうなベニューで爆音で踊りてええーーー!! という気持ちを思い出させてくれます。

  • #3.Silver Leaf 『Hey !』

    今年は再発物やデジタルでの再リリースでいいのがたっくさん出てて選びきれない。これはよくプライベートで聴いた曲です。めっちゃいいのに一瞬だけ活動していなくなってしまうタイプのアーティストっていますよね? それです。オハイオ州シンシナティの1980年代半ばに活動してたらしい謎のボーカリスト・Silver Leaf。脱力感ある歌がシンセにポップに乗って、1980年代のSFの感じがあったり、サイケデリックなシンセの具合と、電子ドラムのバランスも絶妙。いきなり目の前の景色がフィルターかかって見えてきます。これぐらいの緩さが、今年の気分を象徴してました。