• #1.Fenne Lily 『BEACH』

    コロナの自粛期間中に出会ったアーティスト。家に篭っている間は、音楽のインプットの仕方も変わりました。そんな中、今自分が聴きたいのは、こんなシンプルなサウンドと、語りかけるようなメロディだったのだと気付かせてくれたアルバムです。まだ23歳だという彼女のSNS上での表現も魅力的で、この音はまさに2020年に鳴らされた音なのだな、と感じました。(ミゾベリョウ)

  • #2.Brian Eno 『Ambient 1: Music for Airports』

    今年はアンビエントをとても良く聴きました。ここ数年、アンビエントが好きだという人に出会うことが増えた気がします。素晴らしい新譜も沢山ありましたが、やはり1番聴いてしまうのはこの時代のイーノ。究極にシンプルなのに、どうやっても真似できない魅力があります。(森山公稀)

  • #3.Rina Sawayama 『SAWAYAMA』

    バルセロナの音楽フェス『Primavera Sound 2020』に出演するアーティストを調べていた折に出会いました。シングルリリースを重ねて満を辞して発表された、気鋭ながら親しみと温かさに満たされる本アルバム。Utadaの『Exodus』、『This Is The One』を何度も何度も繰り返し聴いた人は、どこか懐かしさを覚えることと思います。あの感動感激を思い起こさせ、さらにその先に道筋を示す本作品は、今年1年の内省的な時間に力強く寄り添ってくれました。(Shaikh Sofian)