
― まずは岩井さんのアイウェアとの付き合い方についてお話を伺えればと思いますが、どういうシーンでアイウェアを身に着けることが多いですか?
メガネはオフィスワークも含めて、日常的に度入りのものを使用しています。サングラスに関しては、本格的に興味を持ったのが20歳を過ぎたあたりから。それまではなんだか照れくさくて、あまりする機会が無かったんですが、[Ray-Ban]の『WAYFARER』に出会ってから、大きく考え方が変わりました。自転車で通勤しているので、通勤時にも良くサングラスを掛けていますし、旅行に行く時は気分を盛り上げてくれる役割も果たしますよね。『WAYFARER』って、似合わない人がいないじゃないですか。これ1本で色々なシーンに対応出来るし、普遍的な魅力を持っている。そういうクラシックなデザインのものが、僕は昔から好きだし、[FilMelange]の洋服もそうでありたいなと常々思っています。― メガネに関してはどういう基準で選んでいるんでしょうか?
メガネも基本的にはクラシックなデザインのものを選びますね。この『CLUBMASTER』はその最たるものだと思います。過去にも何本か持っていたことがありますけど、改めて見て、自分好みの型だなと感じました。ただ、サングラスと異なるのは、メガネはもっと日常的に使用するものなので、クラシックなデザイン+出来るだけ顔馴染みが良いものを選びたい。掛けていてストレスを感じるものだと、どんなに気に入ったデザインのモデルでも結局はしなくなってしまいますからね。掛け心地という意味で言えば、メガネの方がより気にする点は多いです。- 岩井良太 / FilMelangeデザイナー
パタンナーとして経験を積んだ後、2012年秋冬シーズンよりFilMelangeのデザイナーに就任。「made in nihon」に徹底してこだわった、クラシックかつ現代的なプロダクトの数々は国内外問わず、高い評価を獲得している。2013年秋冬シーズンでは”Home Comfort, Country Comfort”をテーマとしてコレクションを展開。今後の活躍も期待される、若手デザイナーの注目株。