• #1.TOSHIO MATSUURA GROUP 『LOVEPLAYDANCE』

    今年は楽器を演奏する楽しさや魅力について改めて考えた年だった。そんな演奏モードの自分に今作はタイムリーに飛び込んできた。90年代を牽引した松浦さん独自の映像的感覚とダンディズムに基づくジャズが見事に「いまの音」として響き、新しい春風の匂いを運んでくる。その風の出どころが東京ではなくロンドンなのは正直悔しい。ロンドンのジャズマン達の鮮烈な演奏とミックスの良さを目の当たりにして、これは確かに日本では作れないかもと思った。

  • #2.Andy Stott 『Too Many Voices』

    友人ビートメイカーのRepeat Patternに教えてもらったアルバム。低音へのこだわりが凄い。ヘッドフォンで聴くと脳味噌がウワンウワンします。温度低めの憂鬱な音像が気持ち良い。

  • #3.Ellen Doty 『Come Fall』

    ボーカル、ピアノ、ドラムが最小限の音符で織り成す世界。ピアノは一切ソロ弾かないし、ドラムはほとんどフィルを叩かない。最小限の演奏がメロディーの良さ、歌声の素晴らしさを最大限に引き立たせる。シンプリシティーを極限まで突き詰めた歌心溢れるポップス。この素朴さは時代に逆行しているのだろうか。僕にはかなり刺さりました。夜中に聴くと沁みる。