MCAが死んだのを知ったのはレゲエのパーティーで呑んだくれてた時で、その日はゲストで来ていたROCK-TEEのパソコンでBEASTIEをかけまくりました。
喪失感というか時代が一つ終わったというか、何にせよ早過ぎますね。
翌日はビースティーを聴く気になれなかった。
レギュラーでやってるイベントで無理言って、1時間まるまるBEASTIE BOYSしかかけない時間を作ってもらってDJしたのもあって、1stから全部聴きなおしたんですけど、単純にアレンジが変わってるだけでラップのフロウは何一つ変わってない。ビースティー節。
だから廃れないんですよね。
 
直接的な関わりとしては、1992年のCHECK YOUR HEADツアーの時にGAS BOYSで2本前座をやらせてもらったくらいです。
リハーサルではプロっぽいところや素人っぽいところがかなり見えるんですけど、BEASTIE BOYSはその頃からプロっぽい部類だったかと記憶してます。
20年前の事なのであんまり覚えてないですが、感覚的に覚えてるのはADROCKはずっと歌をうたったり、ギター弾いたりしていて想像してた通りの人。
MIKE Dはマネージャーと話していて、すごくビジネスマンぽい感じ。
MCAはとても物静かな人で、楽屋では本を読んでいた記憶があります。
初めての来日では後楽園ホールでライブをやったと思うんですけど、それから彼らはどんどん大きな箱で演る様になって、横浜アリーナとかでも演ってるんですよね。
チッタとかリキッドルームって彼らにしたら小さなライブハウスみたいなもので、そんな場所でライブしてる時期に俺たちが活動出来てたのは、今思えばラッキーだったとしか言えないですね。
ほんとにタイミングも含め全てがラッキーでした。

DJ バリK~ん
DJ

日本のミクスチャーバンドのパイオニア「GASBOYS」のメンバーとして活躍後、SBK・スチャダラパー・真心ブラザーズのREMIXを手掛ける。
日本が誇るアカペラ・コーラスグループ「ゴスペラーズ」のツアーサポートDJをデビュー当時から現在まで務めているほか、三浦大知をはじめ、様々なアーティストのサポートDJやREMIXを手掛けながら、日本全国各地でのクラブプレイでオーディエンスを沸かせている。